一年前より近医にて治療、点眼薬・内服が処方されていた。
初診時所見
所見
両眼ともに眼球全域に及ぶ結晶状角膜混濁が認められる。二段目のスリット所見では、光がデコボコとして確認される。これはカルシゥムの沈着による物と思われた。また光を反射していなく、眼球が乾いている。三段目の染色後の所見では、眼球全域に及ぶ障害が認められる。これは、マイボーム腺と呼ばれる脂腺の機能異常による物である。涙液はマイボーム腺からの分泌液と混ざり合って角膜を保護する。
45日後
所見
角膜表面の結晶状混濁は著しく減退し、眼球表面も潤っている。下段の染色検査でも、僅かに確認される程度である。