近医による約3年の治療歴を持つ。四肢全ての足底に形成された、重度の病変である。激しい疼痛の為に、頻繫に舐める、跛行(びっこ)を認めた。
初診時の右前脚の肉眼所見
指間は全て紫色に変性し、ブヨブヨである。漿液成分も染み出ていて、疼痛は重度である。
初診時の左前脚の肉眼所見
同様にパット間は、重度の病変である。
初診時の右後脚の肉眼所見
前脚に比べて僅かに軽度と思われるが、同様病変である。
初診時の左後脚の肉眼所見
全て同様病変である。
約3ヶ月後の右前脚の肉眼所見
ほとんど炎症を認めない。舐める行為も、跛行(びっこ)も全く認められなくなり、生活の質は非常に向上した。散歩も全く支障なく、長時間の運動も問題無い。
約3ヶ月後の左前脚の所見
ほとんど完治の所見である。
約3ヶ月後の右後脚の肉眼所見
非常に良好な所見です。
約3ヶ月後の左後脚の肉眼所見
オーナーは勿論非常に喜んでいた。もっと早く来院すれば良かったといわれていた。検査料金を躊躇(ためらう)する方が非常に多いが、どうなんでしょうか?