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日本獣医皮膚科学会認定医
日本獣医皮膚科学会認定医

医原性クッシング症候群

近医にて皮膚病の治療として、ベリーストロングタイプのステロイドの注射が3回投与されていた。一度の投与でその効果は、2週間持続する。

初診時

初診時

全身性に脱毛を起し、皮膚が露出しているのが確認できる。ステロイドの過剰投与による副作用である。全くひどいものです。院長先生による治療だったそうだが、呆れるばかりである。猫では、確実に糖尿病になる。大丈夫ですか?院長先生

背部、前胸部の所見

背部、前胸部の所見

皮膚は、薄くなっており、皮下の血管が透けて見える。重症度は高いが、薬の効果が切れるのを待つしか無い。

背前、後足の所見

前、後足の所見

二次性の細菌感染症に罹患しており、腫脹しているのが確認される。対症療法により対応するしか無い。全く可哀想な症例である。

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