様々な治療並びに食事療法に抵抗性を示し、全く改善の兆候が見られなかった。四肢端全域に及ぶ脱毛と色素沈着、皮膚の肥厚が認められた。患部を舐める行動も頻繁に認められた。
初診時
著しい脱毛と色素沈着が認められる。皮膚の肥厚も顕著である。ステロイドを初めとする様々な治療に抵抗性をしめした。
後肢端部
長い年月の経過のため、毛包は消失しいわゆるツルテカの状態である。爪の付け根は腫れ上がり慢性の症状である。
4カ月後
全域において発毛を認める。完全に生えそろうには、もう少し時間が必要であろう。痒みは皆無である。
後肢端部
ほぼ完治の状態となった。が、完全に生え揃うにはもう少し時間が必要だろう。痒み、フケ、発赤などの症状は一切認めない。消失したと思われた毛包も、再生した。