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日本獣医皮膚科学会認定医
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これは何と言う病気?PART52

生後約1年後に皮膚病を発症した。アトピー性皮膚炎の診断にて初診時より、8か月に渡りステロイドの連続投与がされていた。病変部は悪化の一途をたどって、全身の重度の痒みを呈していた。ステロイドの副作用による、多飲多尿も著しく認められた。

初診時の肉眼所見

初診時の肉眼所見

一見して分かる全身性の脱毛と色素沈着。非常に貧相な姿である。まともな診断ができずに、ステロイドの投与を安易に行う低レベルの獣医の犠牲者が、また一件。

背部~腰部の所見

背部~腰部の所見

粗剛な毛のみが認められ、1歳8か月齢の若犬にはとても見れない姿である。

拡大像

約3週間後の所見

色素脱を思わせる毛色と、重度のフケが認められ悪臭を伴っていた。

皮膚組織検査所見

皮膚組織検査所見

皮下組織に充満する炎症性細胞が認められる。毛包は全て破壊され、器質化している。非常に重度な炎症性所見である。

初診から3カ月後の所見

約3週間後の所見

非常に良好な毛が、全身をまとっている。発毛も合格点である。

同拡大像

同拡大像

非常に光沢のある良好な発毛を認める。痒みも皆無である。

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