第13回日本獣医皮膚科学会(H22・3・14)にて報告
2年余りに亘って発毛が認められ無かった。頚部より前肢、胸部、腹部、後肢に至る広範な脱毛を認める。痒み、発赤は呈していない。様々な治療がされていた。
左で示す様に毛包の委縮は認められず、右で示す様に毛付属の腺の変化も認められない。僅かな表皮表層の肥厚と遊走細胞の浸潤が確認される。毛周期関連性脱毛症は後天性脱毛に分類され、毛周期の異常・毛周期の病的状態として定義されている。
3カ月後
前胸部は発毛が僅かに乏しいが見違える様な発毛となった。