初診時
所見
近医にて角膜炎の診断にて治療を受けていた。56mmhgと非常な高眼圧を示した。若年生白内障のために視力障害が有る。緑矢印は光彩の膨隆と後癒着を示し、黄色矢印は前眼房が浅くなっている所見である。高眼圧による著しい変性である。専門医の精査を受けて、眼球摘出の必要性を提示された。手術日も決まった。しかし腫瘍でないことより他の方法を検討した。
新しい緑内障治療法2週間後の所見
所見
国内でまだ10数例しか報告が無い治療法を行った。虹彩膨隆の減退、前眼房の深さの確保など、すべての臨床症状は著しい改善を認め、眼球摘出は回避された。