近医にて膀胱炎の治療を受けていた。治療開始約3日後位から皮膚の異常に気がつき、診察に行くが問題視されなかったとのことであった。
初診時
著しい脱毛と皮膚の糜爛(びらん)が認められる。漿液の浸潤も顕著である。元気・食用の減退を認め、重篤な状態である。
後肢端内側部
非常に激しい痛みを認めた。皮膚からの漿液の蒸散を防ぐため患部をラッピングし、細菌感染症にたいして厳重な処置を施した。猫には、投与禁忌となる薬剤が有る。獣医師ならば熟知していて当然である。そうですよね~!院長先生。
2週間後の所見
糜爛・潰瘍病変は沈静化し、食欲元気も回復した。
両後肢内側部
ほぼ沈静化の状態となった。が、毛が生え揃うにはもう少し時間が必要だろう。