数年前から近医にて抗生物質、ステロイドの注射や外用薬にて治療を受けていたとのこと。どんどん悪化して来たとのことで受診となった。
初診時の両耳介外側の所見
両耳介中央部から先端に向かい全域に渡り発赤、丘疹、痂皮の形成が著しく認められる。右耳の痂皮形成は、大型である。
初診時両耳介内側の所見
外側部所見と同様に脱毛、発赤、丘疹の形成が著しく認められる。
病変部の組織学所見
初診時に病変部位の皮膚生検を行った。非常に慢性化した所見が得られた。この結果により治療方針が決定された。
治療開始2ヶ月後の所見
発赤、丘疹、痂皮の形成、脱毛などの症状は認められない。右耳には皮膚生検した結果、耳介の欠除が認められる。