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日本獣医皮膚科学会認定医
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耳科症例PART3

初診時右側耳介の所見

耳道入口に腫瘤が形成され、完全に閉塞されている。出血が激しく、耳を傾ける行為と振る行為によって、家の中に血が飛び散っていた。

耳科内視鏡システムによる耳道内手術

内視鏡を利用して、半導体レーザーシステムによる腫瘤物の切除の様子です。レーザープローブの先端からの熱により、切開部は白色に変化しているのが確認される

耳道内腫瘤物切除後の所見

切除部には僅かな出血が認められる。レーザーにより、コントロールされている。

切除部のレーザーによる止血処置の所見

止血部は乳白色に変化しているのが確認される。ピンポイントでの処置である。内視鏡手術の絶大な威力である。

摘出した腫瘤物の肉眼所見

僅か幅5ミリメートルの耳道内を埋め尽くしていた。通常は、綿棒が入る程度の細さである。他の部位には一切傷をつけていない。

組織検査所見

耳垢腺と呼ばれる組織の異常増殖像である。悪性所見も確認される。再発に関しては、要注意である。

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