初診時左側耳介の所見
外耳道入口周囲全域に、発赤、腫脹を重度に認める。近医により、抗生物質、ステロイド剤の連日投与、及びオスルニア(耳道内注入外用剤の長期作用薬)の投与が行なわれていた。非常に激しい痒みと、痛みを呈していた。
初診時右側耳介の所見
外耳道軟骨の腫脹を伴っていると思われるほどの、著しい病変である。出血も重度に認められた。炎症は耳介全域に波及している。
約3ヶ月後の左側耳介の所見
わずかな耳の汚れが認められるが、痒みも痛みも全く呈していなかった。腫脹していた病変も沈静化を認めた。
同右側耳介の所見
軟骨を含む腫脹も認められず、全ての症状は認められない。