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日本獣医皮膚科学会認定医
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耳科症例PART6

初診時右側耳介の所見

何か所もの病院にて長年にわたり治療をしていた症例です。一見すると耳介はさほどの炎症反応はなく、耳道入口に汚れと炎症が認められる。しかし、非常に激しい痒みを呈していた。

初診時左側耳介の所見

右に比べて、さらに炎症も認めず汚れのみが確認される。同様に激しい痒みである。

耳道内スコープの所見

耳道内全域に及ぶ炎症と、皮脂腺の過形成が確認される。毛包一致性の細菌感染症も伴っている。おそらくは長期にわたりステロイド剤が使用されていたものと思われる。詳細な検査を実施して、治療を開始した。

約3ヶ月後の所見

痒みは全く認められず、炎症も無い。残念ながら、自宅でのフォローは全く出来ず、炎症の再燃も否定できない。気性が激しいために、スコープの再検査も不可能であった。

約3ヶ月後の所見

右と同様に痒みも炎症も認められ無い。遠方の為、1ヵ月に1回の来院で維持を目指す。

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