初診時右側耳介の所見
耳介全域にわたり、油性の耳漏・分泌物が重度に付着している。耳を搔く、頭を振る等の症状が持続していたとの事である。長期にわたる治療も行なわれていた。
耳介を反転した所見
耳介内側の著しい肥厚が認められる。耳道も重度に狭小化しているのが確認される。
耳道内スコープの所見
重度の耳道の肥厚の為に、スコープを挿入する事が困難であった。痛みを伴っていたと思われるため、わずかな時間の観察しか出来なかった。
約2ヶ月後の所見
耳介は非常に綺麗である。分泌物などは一切認められ無い。臨床症状は、劇的に改善した。
約2ヶ月後の所見
耳介を反転した所見である。重度の肥厚も改善し、耳道も開口部が綺麗に確認される。
耳道内スコープの所見
耳道内皮表面の毛細血管も綺麗に確認され、水平耳道入り口もしっかりと観察される。