初診時の左側耳道内所見
内視鏡システムによる検査所見。生後約半年時に、ホームドクターにより外耳炎と診断されたとの事です。現在まで11年間綿棒による掃除と外用薬による治療を受けていた。耳道は増生し殆ど機能していない。水平耳道の入り口が辛うじて確認される。慢性的な耳漏の症状を呈していた。
レーザーシステムによる増生部の処置
大きく張り出していた増生部を処置した。これにより、耳道は大きく開口する。
処置後約10日後の所見
収縮、再生により病変部の容積は減少している。
処置から約20日後の所見
良好な再生像である。
処置から約1カ月後の所見
組織の再生も終了し、発赤腫脹も認められない。耳漏、異臭、頭を振る等の症状は、皆無である。