初診時所見
所見
両眼に白くちりばめられた浮遊物が認められる。老齢の硝子体変性性疾患である。脂質とミネラルの複合体で、夜空の星のように見え、眼を動かすと少し動くが元の位置に戻る。これは、脂質とミネラルの複合体であり、視力の妨げにはならない。本症は硝子体の出血がある。出血が固まり収縮したことにより急性の網膜剥離が引き起こされている。原因は、腎臓性高血圧である。すでに3週間以上の経過がある為、血圧をコントロールすることにより、網膜の再付着が認められるかは疑問である。また、硝子体の変性が著しく眼底の観察は不可能であり、視力は無い。