飼い主による申し出によると、10日位前に風邪の症状にて近医を受診した。約4日の通院により、毎日2種類の注射をしたとのこと。5日目からは内服薬を投与した。内服薬は投与が困難で1回しか行えなかった。治療開始後、約1週間程で目が見えなくなった事に気が付いた。治療前には、異常がなかった事より、当該獣医に「治療の副作用で目が見えなくなったのではないか!」と問い詰めたとのことです。獣医の返事は「いや、これは脳の病気です。それに、風邪の治療をしただけで目が見えなくなるなんてあり得ません」と平然と言ってのけたそうです。
正常眼底所見 視力低下、損失時の必須の検査です
所見 正常眼底は非常にクリアであり綺麗である。眼底動脈、眼底静脈、がはっきり見え、視神経乳頭もクリアである。網膜の反射板により、非常に明瞭に映し出されている。
初診時右眼底検査所見
眼底血管は蛇行し、動脈はハッキリ見る事が出来ない。また、全域に渡り網膜は変性の為、混濁しているのが確認できる。
初診時左眼眼底検査所見
所見
右眼同様に著しい網膜の変性にて眼底は混濁しているのが確認できる。回復する可能性は無い!風邪の治療を受けて僅か10日後にはこの様な変性に陥った。投与してはならない薬、投与するべきでない薬が有る。オーナにはこの件を当該獣医に報告する事を強く勧めた。万が一、伝えてなければこの様な悲惨な症例がこれからも出るだろう!こんな事をサラッとした顔でする獣医!ホントに恐ろしいです。無知にも程がある。