約4ヶ月前に、右眼全てが真っ赤な状態となったとの事である。
近医に受診した時の第一声が、何が何だか全く分かりません!とりあえず、目薬を出しておきます、処方されたのは、パピテイン(角膜障害治療薬)。2週間後には症状は進行したが、別の点眼薬を出しておきます。
ティアローズ(抗炎症薬)。その後も症状は悪化するも、点眼薬の効果が無いので、経過観察しましょう。
発症から4ヶ月後に転院し、転院先からの緊急連絡となり受診となった。
初診時所見
重篤な症状でした。眼球内部全域に横たわる異物と血様物、結膜も著しく充血している。既に視力は無いと思われる。
初診時スリットライト所見
眼内に存在する異物は、角膜に接近している。眼球摘出の対象とも思われた。
初診から約50日後の所見
眼内異物の縮小化をすることが出来た。同時に、出血層も吸収させることに成功した。
初診から約50日後のスリットライト所見
前眼房の深度は十分に保たれている。炎症も抑えることが出来て、眼球摘出は回避することが出来た。視力回復の可能性は無い。オイ!ヨーコ。いい加減にしろよ!診察させるな。