初診時左目所見
初診時右目所見
所見
両眼に瀰漫性に浸潤、拡大する白濁した所見が認められる。犬種はボストンテリアである。徐々に病変は拡大し明らかに視覚を障害している。チワワ、ボストンテリアに発生することが確認されている。しかしながらその治療法は無く、失明に至る。過去にも報告した角膜内皮障害である。オーナーの意向もあり、オゾン療法を行った。
オゾン療法開始 6ヶ月 後左目所見
所見
一度障害を受けた角膜内皮は、二度と回復しない!瀰漫性に広がっていた白濁した障害は、防波堤で遮られるがごとくはっきりとその進行がストップしている。角膜に白衣を着た撮影者(私です!)が写っている。角膜内皮の進行性障害は、オゾン療法で止めることができる!チワワ、ボストンテリアのオーナー様で同様な状態の方は絶対するべきです!
オゾン療法開始後 6ヶ月 後右目所見
所見
治療開始時に認められた白濁した所見は、明らかに減退している。撮影者がキレイに、はっきりと角膜に写っているのが確認できる。当院の 角膜内皮障害による水泡性角膜症 の症例も参照にしてください!諦めてはダメです!